コラム「伸縮自在」
第2回
ハ
前回に引き続き「倉管に入れてもらえて良かった」話を。
前回書きましたが、東京にはオケが百以上あります。どこそこ大学のOBオケなんていうのも結構ありますが、そういうのは別として多くのところは管楽器のメンバーが主となって結成されているようです。
から、弦の人は学校を卒業してもすぐに行き先が見つかります。
ので管楽器は入れてくれるところがあまりありません。それで「じゃあ新しくオケを組もう」といってたくさんのオケが出来るのが真相のようです。管だけというわけには行きませんから、弦各パート1プルトくらいは仲間で見つけて、あとはトラ。アマオケのうちの多くがそんなもんではないでしょうか。そんなオケの弦セクションはなかなかうまくなるはずもありませんよね。あるアマオケ関係者が言っていました。
私が初めて聴いた倉管のチャイ5のときには確か弦にはエキストラがいなかったのではなかったかと思います。おまけにハープまで団員!いったい何なんだこのオケは!というのが私の倉管に対する初めのイメージです。
そして実際に入ってみてさらにびっくり。音楽を専門にやっていた人がこんなにたくさんいるではありませんか。音楽大学を出た人、音楽で飯を食っていた人、今もそれで飯を食っている人。驚きますよ「今日は初見」のときの演奏のレベルには。ただレベルが高いのはいいのですが、ちょっとでもしくじると、厳しい視線が飛んできて少々恐いなと思うこともあります。ともあれ私自身はこのオケのレベルを落とさないように頑張るのみです。 (sobu)
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